2016.09.06テープ起こしと音声認識

明瞭な話し方をマスターすれば、音声認識がスムーズに!

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近年の音声認識システムは、従来のものと比べるとかなり精度が上がってきています。話者が発した言葉をきちんと認識して文字に起こすという機能は、さまざまな場面で役に立っています。

音声認識は100%ではない

しかし、音声認識率100%というわけではないため、どうしても誤変換が生じてしまうケースがあります。音声認識システムの改良を重ねることで、今後も少しずつ認識率はアップしていくでしょうが、実はシステムを利用する側にも意識すべき点があるのです。
それは、ハッキリとした分かりやすい発声をするということです。話者の発生が明瞭であれば、やはりコンピュータ側も言葉を認識しやすいでしょう。

また、発声が改善されれば、音声認識システムを利用する場合に限らず、日常生活上でもさまざまなメリットが得られます。分かりやすく、聞きとりやすい発声をするためのポイントをいくつか挙げていきますので、参考にしてみてください。

聞き取りにくい発声の原因とは?

発声に問題がある場合、その原因として最初に挙げられるのが、話し方そのものの問題です。例えば、会話の相手がものすごく早口でしゃべっている場合、全ての言葉を正確に聞きとるのが難しく、別の言葉と聞き違えてしまうことはよくあるでしょう。また、声に抑揚がつきにくいタイプの人と話している場合も、声がこもってしまって聞き取りづらいと感じることが多いです

そして、発声の問題点と聞くと、口やのどの動きにばかり注目してしまいがちですが、実はそれ以外の体の使い方も重要です。呼吸の仕方、顔の筋肉、全体の姿勢など、いろいろなことが影響しているのです。「これは発声に関係がないだろう」と思われる部分が原因で、聞きとりづらい話し方になってしまうこともあります。

口を縦に開ける意識を持ちましょう

私たちが、明瞭な話し方をしたいと思った時に意識するのは、声の大きさや発音などではないでしょうか?これらももちろん大事ですが、実は他にも大事なポイントがあるのです。それは、話す時にしっかりと口を開けることです。口が大きく開いていないと、自分では分かりやすく話しているつもりでも、聞きとりづらい発声になっていることが多いのです。

ちなみに、「あ」の発音をする場合の正しい口の形は、人差し指から薬指までの3本の指を縦に入れられるぐらい、大きく開く形だそうです。普段、自分が日常生活の中で「あ」を発音する場合と比べて、「こんなに口を開かなくてはならないの?」と感じる方が多いでしょう。
ただ、大きな口といっても、思いきり口を開いてしゃべり続けていては不自然ですし、口周りの筋肉も疲れてしまいます。そこでポイントとなるのは、口を縦に開けようとする意識を持つことです。多くの人は話をしている時に、口を縦ではなく横に開いて声を発することが多いのです。そのため、判別がつきにくいような曖昧な発声になってしまい、聞き返されたり聞き間違いをされたり、といったことも生じがちです。いつもよりほんの少し、口を縦に開けようと意識するだけでも、発声の変化を実感できるしょう。

母音をしっかり発音しましょう

話し方の基本として、母音である「あ・い・う・え・お」をしっかり発音することが大事です。中でも、「あ」と「え」は口の形が似ているため、口をしっかり開けて発音しないと、区別のつきにくい曖昧な発音になってしまいます。基本的に、「あ」の発音は口を縦に開き、「え」の発音は口を横に開くのが正しい発声方法です。
普段、会話をしている時に、自分がどんな口の形でしゃべっているか意識してみると良いでしょう。「あ」と「え」、どちらの発音をする時にも口を横に開いていることがほとんどで、縦に開く回数がとても少ないことに気づくはずです。「あ」の音を発する時に、いつもより少しだけ口を縦に広げる気持ちでしゃべると、2つの音の区別がハッキリとして会話全体が聞きとりやすくなるでしょう。

良い発声のためには、姿勢が大事

口の形に気をつけていても、姿勢に問題があると、声がこもって聞こえてしまいます。姿勢で意識すべき点として最初に挙げられるのは、あごの位置です。あごが上に向き過ぎたり、下に向き過ぎたりすると、喉に力が入ってしまい、良い声が出にくくなります。あごを床と平行に保つことで喉がリラックスした状態になり、声が通りやすくなるのです。

また、背筋を伸ばして胸を開き、たくさん空気を吸うことも大切です。背筋が曲がって前屈みになり、胸が閉じてしまうと、肺にあまり空気が入ってこなくなります。そして、この状態で言葉を発すると声がこもって聞こえるため、発声が明瞭ではなくなってしまうのです。
背筋をピンと伸ばして良い姿勢を保ち、たっぷり空気を吸い込んで話すようにすると良いでしょう。

≪おわりに≫

本格的なボイストレーニングなどを行わなくても、ほんの少しの注意や工夫で、話し方を改善させることは可能です。明瞭な発声ができるようになれば、音声認識システムの認識率が目に見えて向上する可能性もあります。最新のシステムをうまく使いこなして、文字起こしに関するストレスも軽減しましょう。

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